待ち合わせの風景

美富寿屋 十百三

2011年11月07日 06:52

先日、会社で若者と雑談をしているとき。

若者:そういえば、美富寿屋さんの学生時代とかってケータイとかなかったんですよね。

私 :携帯どころか、ポケベルすら持ってなかったよ。

若者:どうやって、待ち合わせしたんですか?

私 :へっ?????

質問の意味が分からない私。

私 :約束の場所に、約束の時間に行くだけだよ。

若者:えっ、でもっ、「10時に渋谷」とかって言っても会えないじゃないですか!

おおざっぱすぎ.......それ。(私のこころの声)


待ち合わせの方法って変わってないと思っていたんです。

ですが、ケータイ世代とそれ以前では待ち合わせの方法自体が違っていたんですね。


例えば、待ち合わせで相手がなかなか来ないとき。

で、そのうち、トイレに行きたくなって、

でも、トイレに行っている間に相手が来ちゃったらどうしようとか、

お互い待ち合わせ場所にいるのに、人が多くて気が付かなかったり、

そういう、ヤキモキが無いんですね。

遅刻しそうなときは、相手の家に電話して家族の方に伝言をお願いしたり、

留守電にメッセージを入れておいたり。

出先から、家の電話の留守電聞いたり、駅の伝言板に何か残していないか確認したりとか。

そもそも、この待ち合わせ自体が私の間違いで別の日時だったんじゃないかと疑心暗鬼になってみたり。

今となっては、どうでもいいようなことで、悩みましたが、当時は深刻な問題でした。



当時の待ち合わせの風景を思い出し、ちょっと甘酸っぱい気持ちがした瞬間でした。


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