いろいろなスタイルがありですよね。

美富寿屋 十百三

2009年01月08日 18:53

「キャンプが好きです」とか「趣味はキャンプです」とかいうと、結構、BBQ+野営と誤解されることが多いです。
ですので、いまどきのキャンプはそれだけじゃないですよと話しても、妙に「不便」な環境を想像されてしまうことがあります。
我が家の場合、正直、あまり、BBQはやらないスタイルキャンプです。
特に一泊二日のキャンプではいろいろ忙しいので、まず、やりません。
逆に、「BBQやりてぇ〜」モードの時は、ディキャンプとか、あるいは実家の庭でとかでBBQだけを楽しむことが多かったりします。

なぜ、こんな話題をするかと言うと、どうも、キャンプを「修行の一つ」的なイメージで考えているキャンプをしない人が多いのではないかと思っています。
事実、「キャンプの時にガスコンロで鍋とかつついてます」と、「キャンプをしない人」に「どんな風にご飯を食べてるの?」という質問に答えたときに、否定されました。
「そんなの、キャンプじゃないよ」と。
キャンプをしない人に否定されたんですね。
それは違うと。

どうも、間違っていると思っています。
ひょっとして、キャンプを楽しまれる方にもそのような方がいらっしゃるのでしょうか?

私の知り合いのキャンパーに白いご飯大好き大食い一家がいます。
夫婦が大食いに加え、育ち盛りの男の子が二人で、白いご飯はこの一家の食事にとってイベントと言うより、死活問題です。
ですから、この家が選んだ選択は「炊飯ジャー」を持っていって、白いご飯は確実に食べられる状態にすることです。
確かに、炭火でご飯を炊くのががキャンプの王道(?)なのかも知れないけど、私はこの家のやり方は無茶苦茶アリだと思っています。(私は、おこげご飯も捨てがたいとは思っていますが。)
だって、ご飯だべるのだけがキャンプのイベントじゃないと思うからです。

どのポイントに重きを置いて、どのポイントの負荷を下げていくかというのは重要だと思います。
特に、日本のようにバカンスを取りにくいお国柄では、土日にキャンプ、つまり、一泊二日キャンプをいかに楽しむかを考えると、手を抜くところには大いに手を抜き、じっくり時間をかけたいものには大いに手間をかける。
これこそ、余暇の楽しみの醍醐味ではないでしょうか。

私がソロキャンプを始めたら、多分、食事は「インスタントラーメン」で負荷を下げて、ダンボールスモーク料理や焚き火をしながらバーボンを飲む時間をゆっくりと楽しんだりすると思います。(ソロじゃなくてもそうなりつつありますが。)

で、何が言いたいかと言うと、「キャンプは修行じゃない」ということなんです。
確かに、家とは異なる環境なので、不便を楽しむ心は必要です。
ですが、苦痛を感じるようであれば、それは無いほうが良いと思うのです。

そんなわけで、本当はキャンプ場でこれ使いたいけどとためらっている道具あれば、是非とも、躊躇無く使いたいと思います。
もちろん、鳴り物や匂いのするもの、電気使いすぎのものはご法度ですが。

いつになく、熱くなってしまいましたが、もっと、自由な心で楽しむことが出来たら、もっと仲間が増えるのかなと思って書いてみました。


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