撤収は設営時に始まっていることもある。

美富寿屋 十百三

2011年05月27日 05:55



撤収を控えた朝。

キャンプ場では以外に各サイトがバラバラの動き。


日の出でともに撤収の準備を開始するお父さんが頼もしいサイト。


朝焚火とコーヒーで1人の時間を味わうお父さんがまったりサイト。

朝から焚火に火を付けるだけでなく、家族が起きてもいないのにお父さんがソロでヤキヤキを始める撤収する気がなさそうなサイト。


あっ、これ、私ですね。
(^_^;)

その他にも、家族全員で爆睡で誰も起きだしてこないサイトって言うのもありますね。

このパターンはお父さんのいびきが響いている傾向があるような無いような。

みんな寝れなかったのねぇって感じで、ある意味、微笑ましい。


最近はレイトチェックアウトに対応しているキャンプ場も増えてきましたし、そもそもチェックアウトが17:00なんてキャンプ場も。

撤収をのんびりってのも可能ですね。

ですが、なんにしろ撤収は必ずしなくちゃいけないわけでして。

そして、そんな撤収。

はじめのときには、思いもよらないアクシデントがあったります。


初めてのキャンプですから、お初の道具たちに囲まれています

本来は嵩張る物が、知恵と工夫でコンパクトに収納できるようになってるものが多いですね。

そう、その知恵と工夫が曲者でして.......

朝の食事も何とか終え、子供達はぴゅーっと昨日お友達になった子のサイトへ一目散。

ママは食器を洗いに......


マ:食器洗っておくから、その間にランタンとか仕舞っちゃって。

パ;うん。ガスコンロも大丈夫?もう、お湯とか沸かさないよね。

マ:水筒にお湯を入れておいたから、大丈夫。

パ:了解。


パパは、黙々とかたずけて行きます。

ランタンを箱にしまって。

食卓の上に残った食材やら、包装紙やらゴミをまとめて......

順調に小物が整理されて行きます。


パ:以外に楽勝だな。


なんて、呟いてみます。

さて、お次はテーブル。

ご自慢のこのテーブルはちょっと手間がかかるものの、高さが変えられたり、真ん中にヤキヤキ用のコンロが置けたりと結構便利なテーブルです。


パ:さてと、テーブルもしまうとするか.......

パ:テーブルをひっくり返し、足を抜いて......

パ:残った部分を、天板の裏側に


はじめてなんて、なんか、確認するかのような独り言。


パ:畳んで......あれっ?畳めないっていうかはみ出している。

パ:もう抜ける部品はないかも.......

マ:どうしたの?

パ:別に.......大丈夫........

マ:テントの中、かたしちゃうからタープのほうはお願いね。

パ:うん。


お父さんにはあんまり聞こえていないようです。


パ:なんではみ出るんだろう。

.......

パ:椅子をかたずけるか。


どうやら、テーブルは後回しに。

知り合いから貰った、折り畳みのチェア。

一応有名なブランドの椅子です。


パ:アレっ?

パ:畳めない.......

パ:ひじ掛けが折れてくれないと畳めない.....


ちょっと、イライラしてきたお父さん。

少々、力ずくになってます。

でも、畳めないものは畳めない。

設営のときにはテーブルも椅子もなーんにも考えなくても良かったのに。

どうして?


マ:テーブルと椅子をひっくり返して、何しているの?

パ:畳めない。

マ:えっ?

パ:畳めない。

マ:なんで?

パ:なんでだろ。

マ:テーブルが入ってた箱とかに説明書が入っているんじゃない。

パ:箱は家。

マ:はっ?

パ:家。


ママは無言で洗って来た食器を拭きはじめる。


遠慮がちに声をかける父。


パ:あのさぁ、どうやって設営したか覚えている?

マ:.........だって、パパが1人で出来るから任せろって言ったじゃん。


そう、頼もしいところを見せたかったばっかりに。

誰も設営時の記憶が無い。

いや、有るんですけどね、父には。

でも、盛り上がりすぎてか、実はてんぱっていたのか分からないけど、記憶にはない。


パ:あぁ~、キャンプの神様ぁ~




収納にコツがいるものがあったり、仕舞う場所が決まっていて、その場所や位置を間違えると仕舞えない道具が少なからずあります。

私も、テントがどうして、この小さい袋に仕舞えるのか不思議でした。

何度やっても、膨らんじゃって袋に入らない。

らくちん設営のポップアップテントなんて、撤収時に収納袋に仕舞えない人いらっしゃるみたい。


そんなキャンプ道具も、例えば、足を畳む前にちょっとしたお作法があったり、

ひじ掛けに裏にボタンが有って、それを押せばよいだけだったり、

ポールを芯にしてテントを畳めば簡単に空気が抜けたり、

ちょっとしたことに、気づかずにアタフタすることがあります。


なんで、初めて使う道具は開封時の状態を写真に撮っておいたり、

仕舞うときのことも考えて、どう設営したかを覚えておくこともちょっとしたコツだったりします。

写真は、パーツをどこにしまうのかが決められているグッズの場合は効果的。


あと、やっぱり、大事なのは説明書。

簡単そうで、簡単じゃないこともあるので、説明書は忘れずに。

撤収完了への道のりは近くて遠い?


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